プログラマーになって20年。文系で未経験の現実

現在、高校生や大学生の人でプログラマになることを目指している人の中で、
「文系だけどプログラマになれるんだろうか」
「プログラマは理系出身者ばかりではないのだろうか」

と不安を抱えている人も中に入るのではないでしょうか?

今回は文系出身者のプログラマについてお話します。

ここでは以下のことについて書いています。

CHECK

・文系出身者はプログラマの中にどれくらいいるのか
・文系のプログラマの現実
・文系で未経験でもプログラマになれるのか
・文系未経験者の転職の現状
・文系でもプログラマになるにはどうすればいいか。

文系出身でプログラム開発未経験の現状

私は40代の現役システムエンジニアです。
システムエンジニアではありますが、プログラミングもするのでプログラマでもあります。
設計からコーディング、試験や運用保守まであるからです。

子供のころから算数や数学が苦手で、国語が得意なばりばりの文系です。
今でも論理的思考を必要とすることは得意ではありません。
(ある程度は慣れで、ロジック的な思考はできますが。。。)
大学も文系。
情報処理試験の計算問題も過去問を丸暗記で回答します。

そんな文系出身の私ですが、プログラマとして20年仕事は続けてこれています。
スキルアップや勉強は必要ですが、文系だからプログラマにはなれないということはないです。
文系だから、プログラマになっても辛いだけということもないです。

私の周囲にも文系の人はたくさんいますが、みなさん仕事はこなせています。

なので、現場の現役プログラマの目から見ても、文系でもプログラマにはなれます。
仕事もこなせます。

では、割合的に文系出身のプログラマはどのくらいいるのでしょうか?

「IT人材白書(https://www.ipa.go.jp/jinzai/jigyou/about.html)」には具体的な割合が出ています。。

IT人材動向調査結果の最終学歴の専攻分野の表にはIT企業IT技術者というものがあります。

文系は文学系、社会学系、外国語学系、法学系、経済学系、経営学系、商学系、哲学・宗教系
理系は情報系、理学系、工学系
として考えます。

そうすると、理系62%、文系27.7%です。
比率でいうと1 : 2.23となります。

三分の一が文系ということになります。

会社によっては文系のほうが多いという場合もあります。
私が常駐している企業の新卒は、ここ数年、文系のほうが多くなっています。
法学部、英文学科など。

割合でみても、文系からエンジニアになることは可能です。
実際に多くの文系出身者がエンジニアとして働いているといえます。

文系出身の未経験でもやっていけるのか

文系出身プログラマの武器は何といってもコミュニケーション能力です。
文系だからコミュニケーション能力が高い、理系だからコミュニケーション能力が低いというわけではありません。

プログラマだから、コミュニケーションは不要、淡々とアプリを作っていればいいと思われている人も意外と多いです。

でも、仕事の現場ではコミュニケーション能力は必要です。
客商売ほどではないかもしれませんが、顧客の要件を正確につかむためには、相手とコミュニケーションをとる必要があります。
相手の要望を正しく知らないと、品質の良いシステムは作れません。
自分の好みでシステムを作っても、相手からこんなのを頼んだ覚えはないと言われてしまいます。
そこが、趣味と仕事の違いかもしれません。

また、仕事ができる人ほど、コミュニケーションをとります。
責任の分解もそうですが、疑問に思ったことや、課題に対しては積極的にコミュニケーションをとって、解決していきます。
仕様も理解していきます。

逆にコミュニケーションが不足している人は、思い込みで仕事をしていきます。
個人的な思いや好みで、プログラミングしていくので、仕様と異なることがあります。

文系出身者はコミュニケーション能力で、差別化を図っていきましょう。

プログラミングスキルは、仕事をこなしていくうちにそれなりに身につくものです。

そういった意味でも、文系出身者はプログラマとしてやっていくことは可能です。

また、未経験だとどうなのかというとろこもあります。

文系出身で、プログラミング経験がない、結論から言うと、新卒採用や第2新卒採用であれば
プログラマとして採用されることは可能です。

私自身がそうでした。

さらに、現在も客先の新人さんは文系出身の未経験者がいます。

企業としては「理系ばかり」とか「男」ばかりといった偏りなく、複数の特性の人を採用しているのです。

ただし、中途採用となると少し話が違ってきます。

文系プログラミング未経験の私の場合

文系の私がどうやって20年間、プログラミングの仕事をしていたかについてお話します。

当時21歳の大学3年生だった私は、将来何になりたいかを決めかねていました。
昔は、漫画家や芸人などになりたかったのですが、漠然と憧れていただけでこれといったこともせず。。。

そして、就職活動の年になってやっと将来の仕事について考えるようになったわけです。

当時はIT革命と言われていた時期だったのと、手に職、ものづくり、SEといった横文字職業で華やかだと言われていました。

私も手に職ということで、システムエンジニアになることにしました。
適職診断なども受けて、栄養士が1位でシステムエンジニアは8位くらいだった記憶があります。
それでも、システムエンジニアというのに憧れがありました。

就職活動は全てコンピュータ業界の企業しか受けていません。
就職活動中は、マスコミ志望だったけどIT業界に変更した人などがいて、みんないろいろな業界を受けているもんだと思ったものです。

プログラミングの勉強はしてこなかったのですが、情報処理検定3級やCG検定などを就職活動前に取ったので、
履歴書には書きました。
ただ、プログラミングの経験は全くない状態でした。

面接では、資格について聞かれはしましたが、CG検定などは志望した企業と全く関係ない資格。。。
資格が採用に有利に働くことはあっても、決定打にはならないと感じます。

特に、文系で未経験なので、採用する側としては資格については期待していないのではないでしょうか。
その人の人となりや、筆記試験の出来などを総合的に見ているはずです。

実際、入社後に、採用試験で受けた心理テストの結果などが返されたりしました。
要するに新入社員のタイプのバランスを考慮したのでしょう。

これを見ても、新卒であれば文系未経験でプログラマになることはそう難しいことではないです。

入社してからの新人研修では周囲との差を感じました。
ただ、配属されて1年もすれば、差はあるものの、自分は自分の仕事を全うすると割り切ることができます。

そして、3年~10年もすれば、自分の仕事のやり方を確立できるでしょう。

それまでは、踏ん張って乗り切ることです。

文系出身の未経験の転職の現実

新卒であれば、文系の未経験者でもプログラマになれるのですが、中途採用となるとそうはいかなくなります。

中途採用では経験があるかどうかが必要になってきます。

企業にもよりますが、実務経験が数年必要なところもあれば、趣味でこんなアプリを作りましたと見せればOKなところもあります。

どちらにしても、プログラミング経験が必要になってきます。

ただし、文系か理系かを問われることはほとんどないと考えてよいです。

文系か理系かといったことは、新卒でも中途採用でも、それほど問題視されないんですね。

実際、企業の求人情報では以下のようなものもあります。

CHECK

プログラマ【文系・理系は不問。未経験者を歓迎します】
業務に必要な知識は、実務を通じて身につきます。

~エンジニア経験豊富なCEOやCOO、先輩エンジニアたちが、あなたの成長をサポート~
入社後は、先輩エンジニアと共にお客様先で開発業務を進めていきます。
詳細設計書の読み方やプログラミング言語の使い方など、一つひとつ丁寧に教えていきますのでご安心ください。
また、いつでも質問できる環境がありますので、困ったことがあってもすぐに解決できます。
あなたをイチから育てていきますので、実務を通じてソフトウェアやプログラミングの知識を身につけていきましょう。

ちなみに、当社のCOOはこれまでにも数々の未経験者を育成してきました。
当時はエンジニアの卵だった彼らも、今では「○○さんをウチの開発プロジェクトに加えたいんだけど」と、
お客様から指名で開発依頼がくるほど。
あなたにも、こんな風に成長していってほしいと思っています。
私たちのもとで、プログラマとしてのキャリアを歩んでいきましょう。

ここでは、経験も不問とされていますね。

企業の求人情報でもわかるように、文系の未経験者でもプログラマになれる、やっていけるということです。

別の見方をすれば、IT業界は人が不足していると考えることもできます。

文系プログラミング未経験の将来

文系でもプログラマになることは可能です。
ですが、プログラマになれたのはいいが、周囲と比べても仕事に差が出てきて落ち込むといったこともあります。

正直、人によっては、やはり理系の頭を持った人にはかなわないということも出てくると思います。
新卒の場合は新人研修があり、特に文系未経験の人は周りとの差を感じることがあるでしょう。

研修のときは、経験者との差は格段にあります。

しかしながら、企業に就職した場合、定年までプログラミングをやり続けるかと言ったらそうではありません。
たいていは、中高年になればプログラミングから離れて、システムエンジニア的な業務よりの設計の仕事や
管理者となって管理の仕事をやるようになります。

特に課長職以上となると、プログラミングを数年やってないということもよくあります。

プログラミングに差を感じることはあっても、自分のキャリア設計をして、そこを目指して進んでいけば
道は見えてきます。

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